おきた
「どうしてそうからかうんですか?」
「おもしろいからに決まってるじゃないですかィ。」
私が怒り口調で言った言葉にも、口の端をクッとあげて返してきた。
(もう、なんなんだ・・・なんだよこの余裕!ムカツクなっ)
「、ホントにわからないんですかィ?」
「へっ?何がですか?」
「鈍感にも程がありまさァ、」
(何よ、鈍感って・・・)
「昔から、男子ってのは好きな子ほど苛めたくなるもんですぜェ。」
そう言って沖田隊長はスタスタと歩き出してしまった。
「えっ・・・・沖田隊長っ・・それって・・・・?」
「まだわからないんですかィ?」
それは沖田隊長が私に好意を持ってくれてるとか、そうゆう風に解釈してもいいってこと?
「スキだってことでさァ」
ボーっと立ち尽くしてたら、沖田隊長はそう言ってふっと素早く後ろを向いてまた歩き出した。
(照れてる沖田隊長なんて新鮮すぎる!!)
「何してるんですかィ、早くしないと置いてきますぜィ。」
「はっ、ハイ!!」
一瞬だけ振り向いた沖田隊長にクスっと笑ってから少し先を歩く隊長を追いかけた
「沖田隊長、私もスキですよ。」
きっと、
それは
愛情表現
(二人は顔が真っ赤だろうと、気にしない)
080224